斜めの視点

歴史ビジネスは田舎ビジネス向き

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田舎は昔から田舎である

以前にも書いたが、人口減少による地方の田舎の高齢化は既に解消できない。
それによる、産業の衰退はここ近年に始まったことではなく、今世紀初頭1990年代には言われていたことである。
私たちはそれを現実に、田舎で生活し体験してきた。
今よく見かける、「古民家再生プロジェクト」や「田舎で暮らそう」などの話は、昔の単なる焼き直しである。
・地方の時代
・一村一品運動

この時代を経験している人は、すでに70歳前後の人たちであろうが、その時代に言われていることと、今現在マスコミやネットで言われていることは同じである。
みんな失敗し、何年かすると同じような田舎ビジネスが、少し言葉やツールを変えて出てくる。
当時失敗した人は、高齢化して引退しているので見かけない。
若い人たちが昔と同じように、ネットで情報発信しているのを見ると、経験体験なしに頭だけの情報である。

今言われていること

田舎ビジネスで今言われているメリットは、
・家賃や土地が安く古民家再生など対象の空き家が多い
・都会に比べ人件費が低い
・農産物魚類など第一次産品は地域特性によるが豊富
・地元特産品が行政がらみで開発されている
・山海など自然が身近にある
・行政が地域活性に補助金を出すケースが多い

では、逆にデメリットは、
・人口減少で高齢化
・人口減少から生産消費が少ない
・生産加工品は少ない
・地域特性に固執し新しいものに抵抗感が強い
・公共交通機関の徹底が多く交通便がない

田舎ビジネスに関する情報の大なり小なりは上記内容のの中で、ビジネスを生み出そうという触れ込みでである。
結論から言って、マーケティング的には困難である。だから、田舎なのであり衰退しているのである。
かつて、昭和の良き高度成長に向かっていた頃、田舎からの出稼ぎ・集団就職があったが、その時代とそれほど変わっていない。
若い人は郷里に仕事がなく都会へ就職する。都会の大学を卒業しても郷里へは帰ってこないのだ。残った両親は年老い高齢化し独居老人や空き家増加へとつながっている。

ただ、マーケティング的に構造変化はあった。

田舎で人のいるところ

田舎でもちょっとした市街には人の集まるところがある。
・大手スーパー、ホームセンター
・コンビニ
・市営の病院
ただし、大手スーパーや市営病院には、行政のマイクロバスなど巡回バスルートがある。
自家用車が運転できる高齢者は自分の車で行くことができる。

他に人が集まっているところはない。かつての商店街はマスコミ報道のごとく閉店シャッター街である。

では、直近どうするか。
100年スパンでは前記の「空中都市構想」でいいんだが、私達のように定年を迎え余命10年程度の高齢者はどうする。
以下斜めの視点です。

郷土の歴史を垣間見る

マーケティング的に考えても、普通の世の中の流れについてゆけば、長期では同じような衰退しかない。それに刃向かうことは、人類の歴史の動きにかなうはずが無い。
それは若者世代に任せ、高齢者は直近の自分の問題として考えて見る。

まず、オンリーワンとかUSPについては前回お話しした。それを使って見る。
そうすれば、「近所周りの歴史」が唯一なんの努力もなくオンリーワンとなる。
なぜか、その地区の歴史はその場所・地区にしかないからだ。
・その地区はいつから人が住み始めたのか。田舎であれば、江戸時代?もっと古いかもしれない。かつては海だった。なら、誰が干拓して住めるようにしたのか。
・昔の産業は経済はどうなっていた。
・何か史跡は残っていないか。

これを、特産品と考えると失敗する。
出来上がるに時間とコストがかかり、最後は同じようなものが出来上がる(かつて、ゆず味噌ばやりな時期があった。一生懸命考えて、出来上がったのがみんな同じゆず味噌。みんな考えることは同じだ)。

あなたの地区の歴史をコーディネートしてビジネスになるか。
ならなくても、あなたのルーツを考えて見るのも興味沸くのではなかろうか。
歴史である以上、老人に話を聞くことから始まるので、高齢者の対策にはなるだろう。

面白い歴史の話となれば、行政やマスコミが乗ってくれる。
「歴史ビジネス」は田舎のビジネスと言えるかな。

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